片山さんと小松原さんという二人の投資家の投資戦略や考え方が紹介されています。
片山さんは個人投資家として、小松原さんは機関投資家として、お二人共プロの投資家として活躍されている方です。プロがどのような考え方で投資しているかというのを知ることができる貴重な本だと思います。
どちらの方も、教科書的な話ではなく、豊富な実践の中から導き出した考え方を話しておりリアルな投資戦略を知ることができます。
理論的な株式投資の知識を学ぶ本というよりは、実際に株式投資をやっている読者で、様々な投資手法を検討したいという方に役立つ内容となっています。
話としては株式投資の取り組み方や国内の個別銘柄の選定方法がメインとなっています。
どちらもファンダメンタルズ分析をメインにしており、投資対象としては、小型株成長株投資の話となっています。
個人的には、理論株価に計算方法(まぁこれは経済的な基礎知識だと思いますが)などは知らなかったので参考になりました。
あとはどうして低PER、低PBRの銘柄で勝つことができないのか?という部分も、結局は変化率という指摘も参考になりました。
ちなみにAmazonのブックレビューはすこぶる評判が悪いです。苦笑
初版:2015年