2019年7月29日、日経新聞が、企業型年金と個人型年金が併用可能になるための検討を開始したという報道がありました。
今回はこの件を少し深堀りしてみたいと思います。
確定拠出年金って何?
確定拠出年金とは、私的年金であり、加入者が掛け金を積み立て、その金額に応じて、老後の受給額が決定します。
引き出しには制限があり、60歳に達するか、特定の障害、または死亡した場合以外に、運用資金は引き出すことはできません。
そのため、長期的な目線で財産を構築することが可能になります。
個人型と企業型
確定拠出年金には、個人型と企業型があります。
企業型:企業がお金を拠出する
個人型:個人がお金を拠出する(通称:iDeCo(イデコ))
企業型は700万人が加入し、個人型は120万人の加入となっています。
確定拠出年金のメリットは何?
以下の3つに対して税制優遇が儲けられています
1.拠出時の税制優遇
2.運用益に税金がかからない
3.引き出し時の税制優遇
併用前後の違い
これまで、併用しようとすると、企業型拠出の上限額が5.5万円から3.5万円に引き下げる必要がありました。
今回の制度変更では、iDeCoの加入する場合であっても、企業型拠出の上限を下げない方向で制度を見直すとのことです。