米国株の最適なポートフォリオのための考察、XOMとSPYDどうする?

米国株の最適なポートフォリオのための考察、XOMとSPYDどうする?

こんにちは。tesです。

現在のポートフォリオをアップデートさせる必要があると感じはじめたましたので、その考察を記録したいと思います。かなり走り書きで書きましたので、読みにくい部分もありますがご容赦ください。

現在のポートフォリオ

現在、米国株の高配当株✕長期投資というスタイルで株式投資を行っています。

高配当の目安として税引前で4%以上という目安で、銘柄を選定、運用する方針でやっていました。

そこで実際に以下のような銘柄を購入しました。

他にも細かく購入していますが、メインとなる銘柄がこちらになります。

・[SPYD]SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF
・[XOM]エクソンモービル
・[MO]アルトリア
・[T]AT&T

どうしてこのポートフォリオになっているか?

個別銘柄に関してはいずれも高配当で、かつ連続増配という点を相当重視して購入を決定しました。また、ジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」でも、低迷している高配当のエネルギー株に投資し、配当を再投資することで、結果的に通常よりもパフォーマンスが良かったという話も一つ根拠にしています。

SPYDに関しては、80銘柄に分散投資されており、かつ市場の中で高配当銘柄の上位の銘柄に投資するダウの犬戦略が手間をかけずに高いパフォーマンスを挙げられるのではないかと考え、定期購入することにしました。

はたして高配当投資という投資方法は正しいのか?

当初はこの考えで行こうと考えていましたが、それから米国株に関する古典的な書籍やウォーレン・バフェット氏の投資法に関する書籍を色々と読んでいくうちに、これらの著者があまり(というかほとんど)高配当という理由での投資法について、言及していいないことに気づき始めました。

おそらくウォーレン・バフェット氏の考えが最も的を得ていると思うのですが、「企業が利益を出した場合、配当として株主に還元するか、留保する場合は配当を出す以上の利益を生み出さなければならない」(意訳)、とか「株を購入するのではなく、その会社を購入していると考えるべき」(意訳)などと言及しており、本質的に高配当という理由だけに重きを置きすぎて購入するのは誤っているのではないかと考え始めました。

他にもオニールの成長株発掘法では、「EPSに着目し、EPSが伸びている会社を買うべきである」という主張でも、企業の将来性から株式を購入するべきという主張をしています。

特にEPSの成長性と安定性は、銘柄を選定する上で非常に重要な指標であるということを学びました。XOMなどがそうなのですが、まず原油価格に株価が非常に左右され、かつ地政学的リスクなど会社としてコントロールできない要因にかなり影響を受けるため、EPSが全く安定していないという事実があります。

XOM自体は2020年時点で37年連続増配という記録を持っていますが、すでに配当性向は100%に近く、今後も厳しい利益が続くようであれば、いくら体力のある会社とはいえ、連続増配は厳しいのではないかと思っています。

もちろん原油価格が高騰すれば、利益が大きく伸びることになりますが、原油価格はOPECやロシア、そしてアメリカのシェール開発の状況によって全く推測できない状況で、いってみれば投機性(ギャンブル性)が高いのではないかと考えています。

私の投資スタンスとしては、勝ちにいく投資よりも負けない投資という考えてで投資をしていきたいと考えておりますので、ここまでのXOMの動きを判断すると、投資の対象としては微妙かなと考えるようになりました。

コロナショックによって、すでに50%近い下落を食らっていますので、もしかしたら投資家心理として弱気になって怖くなっているだけかもしれませんが、コロナショックがなくても下降トレンドを継続している銘柄に投資するのは正しいのかどうか迷います。

ピーター・リンチの株で勝つという書籍では、株式を6つの種類に分類していますが、現状私がPFに組んでいる銘柄は低成長銘柄に該当すると思います。要するに現状のPFは、非常にリスクが偏っている構成になっていると考えられると思います。

ではどのように投資するのか?

バフェットが、利益は内部留保するならば、配当以上の収益性が必要と行っていたように、高配当であるかどうかにこだわった銘柄選択の方法ではなく、長期的に投資した1ドルをより高く還元してくれる企業という観点で投資するべきではないかと考えています。

ただ高配当投資によるキャッシュフローは生み出していきたいとも考えているので、バランスが難しいところです。

そういった観点で以下の観点でポートフォリオを組むのはどうかと考えています。

  • 高配当は意識しつつも、高配当という理由だけで投資するのは避け、投資した1ドルに対する長期的リターンが最大化できるようにポートフォリオを構成する。
  • セクター分散(同一セクターは2銘柄まで、かつ分散した重みから10%を超えない)
  • 投資する株式のグループを分ける※
  • 購入するときに、EPS、ROEなどの株式指標、財務内容などのチェック項目を作成し、独自にスコアリングする。

投資する株式のグループを分けるというのは、具体的には以下のような株式を選ぶということになります。

  • 高配当低成長株(さえない株価だが、高い配当)
  • 優良株(まずますの株価の成長とまずまずの配当)
  • 高成長株(高い株価の成長と、低配当or無配当)

SPYDに関しても、高配当を優先していますので、この中では高配当低成長株という分類にいれていいのかなと思います。

まとめ

XOMはちょっとよくないなと思いますが、それ以外の銘柄については、偏り過ぎなければいいのかなと思っています。SPYDもエネルギーセクターは20%近く構成されており、XOMも含まれていますので、もしかしたら個別銘柄で加える必要はないかもしれません。

まだ明確に銘柄の選定や買付をどうするか決めてはいませんが、セクター分散と株式グループの分散をもっと進めようという話でした。

まだ米国株投資を本格的に初めて3~4ヶ月ですので、もうちょっと考える時間が必要だと感じています。

また考えが進んだら記事にしていきたいと思いますので、是非このブログをチェックしてみてください。^^

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