[米国株][銘柄分析][PG]プロクター・アンド・ギャンブル

[米国株][銘柄分析][PG]プロクター・アンド・ギャンブル

日本でもP&Gでお馴染みの生活用品メーカーであるプロクター・アンド・ギャンブルを分析します。

プロクター・アンド・ギャンブルはどんな会社

プロクター・アンド・ギャンブルと言われるとピンと来ませんが、日本でもP&Gとして、様々な日用品が販売されています。

Wikipediaの説明を見てみましょう。

1837年にローソク業者のウィリアム・プロクターと石鹸業者のジェームス・ギャンブルの共同出資[2]により設立された。洗剤や化粧品などの一般消費財を製造販売する企業で、世界最大の一般消費財メーカーである。

もともとローソク業者と石鹸業者が作ったということで、創業当時から石鹸などの日用品を販売し続けているという一貫性はすごいですね。

基本情報

ティッカー PG
創業年 1837年
従業員数 97000 人(2019)
セクター 生活必需品
事業 消費財
決算月 6月
配当支払月 2月、5月、8月、11月

マーケティングに強い

P&Gは会社としてはマーケティングに力を入れており、P&Gのマーケティングに関する本や、P&G出身者の本も多く出版されています。

アメリカの企業で有名な企業はマーケティングに力を入れており、どうやって売るか?という視点が非常に優れているように思います。

コカ・コーラも言ってみればただの砂糖入りの炭酸水ですが、マーケティングに力を入れているという点では共通項を感じます。

取り扱いブランド

日本でも知られているブランドには以下のようなものがあります。

・パンパース(おむつ)
・SK-Ⅱ(化粧品)
・JOY(洗剤)
・アリエール(洗濯洗剤)
・レノア(柔軟剤)
・ジレット(ひげそり)
・ファブリーズ(消臭剤)
・BRAUN(電動歯ブラシ)

いや、やっぱりすごいですね。どれも知っているものだし、使っているものばかりです。

私もこの記事を書きながら、「えっ、P&Gなの?」と気づいたものばかりです。しかも日用品の多くは1回気に入れば継続的に買い続けるので、一度消費者にブランド認知してもらえば、ビジネスモデルとしては、非常に強いですよね。

P&Gは自分もイチ消費者でもあるので、よく知っている銘柄として投資対象になりえると思います。

財務状況

売上高[百万ドル] 純利益[百万ドル] 1株益[ドル] 1株配[ドル] 配当性向
2015 70,749 7,036 2.44 2.59 106.1%
2016 65,299 10,508 3.69 2.66 72.1%
2017 65,028 15,326 5.59 2.6981 48.3%
2018 66,832 9,750 3.67 2.786 75.9%
20519 67,684 3,897 1.43 2.8975 202.6%

売上高、純利益の推移

[PG]プロクター・アンド・ギャンブル (3)

希薄化後1株益と1株配当の推移

[PG]プロクター・アンド・ギャンブル (4)

2019年度は配当性向が100%を超えています。

総評

連続増配記録は63年と、完全なる配当貴族銘柄ですね。

財務状況の不安定さとは裏腹に、長期で大きく株価を伸ばしています。
PG プロクター・アンド・ギャンブル 株価推移 20200519

アナリストによるコンセンサス情報でも、売上、純利益とも、今後大きな成長を見込んでいるようです。

コロナショックで一時的に大きく下げてはいますが、生活必需品セクターは元来、景気後退局面にディフェンシブであるとも言われています。

実際に他の銘柄に比べても、株価の下落比率は少なかったようです。

当サイトの配当実績

数量 配当金(税引後)
2020年5月 6 3.43

関連するメディア

Twitterでは、投資や節約など資産形成に役立つ情報を発信しています。