株式投資を本格的に始める上で読むべき3冊の名著

株式投資を本格的に始める上で読むべき3冊の名著

初めての方におすすめと言われると、もはや正常な判断ができませんので、他の方のブログなどを参考にしてもらえればと思います。

この記事で紹介する書籍は、これから何百万円も運用していきたい!と考えている方であれば、読んだほうがいいと思う書籍をチョイスしました。

古典?とも言われるべき書籍ばかりで、現代の投資理論に少なからず影響を与えている本ばかりですので、是非読んでみてください。

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それではいってみましょう!

ウォール街のランダムウォーカー[12版]


著:バートン・マルキール 
原書初版:1973年(アメリカ)
第12版初版:2019年7月

インデックス投資最強という話で最も有名な本だと思います。なんやかんや言ってS&P500そのまま買った方がパフォーマンスいいよねという事を様々な観点で説いています。

インデックス投資がいいよねという話の多くはこの本をベースにしている方も多いと思います。インデックス投資の良さ自体はこの本以前からも言われていたようです。

単純なインデックス投資だけの話ではなく、知っておくべき投資の歴史や過去の出来事についても詳しく書かれています。
これまでの様々なバブル現象の解説や、メジャーな投資手法の解説もありますので、教科書的に一冊読んでおきたい本です。

例えば、分散投資がどうしてリスク低減になるのか?など基本的な疑問も詳しく解説されたりしています。

私も何回も繰り返し読んでおり、読み直すたびに発見があります。

原書初版が1973年と古いですが、2019年現在も版を重ねるごとに内容が更新されているようです。
版ごとに内容がどんどん更新されていますので、最新の12版を買うように気をつけてください。

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敗者のゲーム


原書初版:1985年

現代の株式投資において、市場全体に勝つことは難しい敗者のゲームになってしまっています。その中でもどのようにすれば、株式市場でリターンを得ることができるのかという指南をしています。「ウォール街のランダムウォーカー」に並び、本格的に投資をしたいかたであれば、知っておくべき考え方が紹介されています。

原書所版は1985年と「ウォール街のランダムウォーカー」よりも後に出版されたもので、インデックス投資が一番良いパフォーマンスであることは述べられています。

この本で書かれている提案としては、ミスをしない株式投資というのが重要であると説いています。プロテニスプレイヤーとアマチュアテニスプレイヤーの話が引き合いに出されていますが、アマチュアの得点の多くは相手の失点によるものということです。株式市場も同じ様に、優秀なファンドマネージャーがいる中では、ミスをしないことが重要であると説いています。つまり、ミスをしないような投資をする必要があるということになります。

また、株式で成功するためには、運用基本方針をきめ、高騰時も暴落時もその方針に従って運用していくこと長期投資で成功させるために必要である点が述べられています。

理想的な状況は「私たちは靴下(socks)を買う時のように株(stocks)を変えば、もっとうまくいく」ということだそうです。

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株式投資の未来


副題:永続する会社が本当の利益をもたらす
著:ジェレミー・シーゲル
原書:アメリカ
原書初版:1994年
日本初版:2005年11月28日

一番インパクトがあるのは、株式投資は配当の再投資こそが最強という話です。特に大暴落がなかった場合よりも、暴落があった方が、その期間配当の再投資で安く株式を購入出来たことを考えると、最終的なリターンを上げることが出来たという話は、我々が長期投資を行うえで、暴落時にどのようの心構えを持つべきかを教えてくれます。

他にも一般的に投資に対する様々なイメージに対して、過去の結果は異なっていることを示しています。

・株式投資の成績を決めるのは増収率ではなく、実際の増収率が期待を上回るかどうか。
これについては、ハイテク関連下部が上げられます。ハイテク関連下部は新しい技術を用いて高い収益率を上げていますが、その分期待値も高いために、結果として運用成績が悪くなる結果を示しています。

・高配当銘柄は、会社自身が投資に回すお金が減ると思われるが、実際は高配当銘柄の方が高い運用成績を残す。
・成長産業と思われるようなセクターよりも、縮小しているような例えばエネルギーセクターが1957年以来、運用成績は平均を上回っている。

後半は、「株式投資の未来」という名前にもあるように、日本も引き合いにだしながら今後の先進国の高年齢化への対処方法や、それを前提にしたポートフォリオの提案が行われている。

ポートフォリオの提案としては米国以外に、中国、インド、ブラジルなどの株式が紹介されている。我々日本人にとっては、米国株でも十分に外国株のポートフォリオとしては成り立つだろうし、また全世界株式インデックスファンドなどを通して市場全体を購入するような方法が現実的だろう。

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まとめ

どの本も初心者が読むには少しハードルが高いかもしれませんが、いずれも教科書的に株式投資を学ぶことができますので、一度は読んでおきたい本だと思います。
この本を読んで、株式投資で明るい未来を作って行きましょう!

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