ピーター・リンチというのが誰なのか?という話なのですが、アメリカの伝説的投資家の一人で、フィデリティ・マゼランファンドという投資信託を運用した人物として有名です。Wikipediaによれば
1977年から1990年の間に、リンチは、平均29.2%の年間リターンを達成し、S&P 500株価指数を一貫して二倍以上のアウトパフォームを達成しマゼラン・ファンドを世界最高の投資信託ファンドに押し上げた。 彼がマゼランファンドの運用担当者であった13年間で、運用資産は1,800万ドルから140億ドルに増加した。
というように紹介されています。
ピーター・リンチは、10倍株(テンバガー)や、自分が知っているものに投資しろといったような投資界隈でよく使われる言葉の生みの親だということです。
この本は、投資の心構えから有望株の探し方、そして長期的視野における、売り買いのタイミングやポートフォリオの組み方など、投資家であれば知っておきたい考え方が学べます。
本全体の難易度の印象としては、かなりやさしく書いてあり、初心者〜中級者向けにかいてあるような印象でした。(もちろん上級者も学びは多いと思います。)
投資を始めたばかりの方というよりは、すでに株式を買った事があり、これから本格的に投資を行っていきたいという方に向いていると思います。
機関投資家が少ない銘柄に注目
機関投資家の保有比率に着目し、まだわずかしか保有されていない銘柄にチャンスがある。
逆をいえば、機関投資家の保有比率が十分に高い銘柄は、将来の価値が十分に織り込まれている可能性があると考えられます。