[米国株][銘柄分析][DIS]ウォルト・ディズニー 長期投資目線でどう評価するか?

[米国株][銘柄分析][DIS]ウォルト・ディズニー 長期投資目線でどう評価するか?

概要

言わずとしれたミッキーの会社です。

コロナウィルスによる休業の影響から2020年3月期(2Q)の純利益は前年同期比91%減となり、非常に苦しい状況です。

基本情報

配当の権利落ち月 7月、12月
配当の支払い月 1月、7月
ROE:16.06倍
PER:16.18
PBR:2.03
2019年9月期実績、株価は2020年5月5日基準

財務指標

年間1株益と1株あたりの配当推移

売上高 純利益 希薄化後一株益 1株配 配当性向 純利益率
2015 52465 8382 4.9 1.37 27.96% 15.98%
2016 55632 9391 5.73 1.49 26.00% 16.88%
2017 55137 8980 5.69 1.62 28.47% 16.29%
2018 59434 12598 8.36 1.72 20.57% 21.20%
2019 69570 11054 6.64 1.76 26.51% 15.89%

四半期1株益と1株あたりの配当推移

四半期 希薄化後EPS 1株配当
2018年12月 1.86 0.88
2019年3月 3.54
2019年6月 0.97 0.88
2019年9月 0.58
2019年12月 1.16 0.88
2020年3月 0.26

評価

高配当銘柄というわけではありませんが、株式の上昇によるリターンは見込めると思います。

売上や一株益も毎期必ず上昇しているという訳ではなく、前期比で下がっている場所もありますが、全体の傾向としては上昇傾向にあります。

少し大局的に見ると、ディズニーは知的財産権による他業種との差別化が優れており、収益性の部分で長期的に安定した成長が見込めると考えています。

最近だとアナと雪の女王2やスター・ウォーズのヒットもありました。動画コンテンツではnetflixを追いかける形となっており、2019年には動画配信サービスのhuluを配信しています。

サブスクリプションのDisney+を2019年11月にローンチし、順調にユーザーを増やしているようですが、今後の決算で詳しい推移がでることでしょう。

いずれにしてもコロナウィルスによる一時的なダメージはあるにしても、長期的には継続的に投資対象になると考えています。

一方で見方を変えて、S&P500のパフォーマンスに勝てるのか?という目線で見ると、直近7年位で比べるとS&P500に投資した方がパフォーマンスは良さそうです。

7年以上のパフォーマンスで見ると、DISの方がパフォーマンスは優れています。(オレンジはS&P500)

[DIS]の株価の推移

DISはS&P500の値動きに比べるとボラティリティが高いように感じます。少しリスクが高いように感じますので、幅広いポートフォリオの一つとして加えるのはありですが、集中的に肩入れする銘柄ではないという印象です。

知っている銘柄で、ディズニー好きという方はポートフォリオに少し加えてみるのはアリだと思います。

関連するメディア

Twitterでは、投資や節約など資産形成に役立つ情報を発信しています。