LINE証券 徹底解説2021 手数料や銘柄数など多角的に徹底評価します

LINE証券 徹底解説2021 手数料や銘柄数など多角的に徹底評価します

LINE証券とは?

LINE証券はメッセージアプリのLINEが開始した新しい証券会社。スマートフォンで簡単に株式投資ができるアプリで、「野村ホールディングス」とLINEの子会社である「LINE Financial」が共同で開発したサービスとなっています。

従来は、パソコンで大量の情報を見ながら株式を取引するという印象でしたが、LINE証券ではスマートフォンからスッキリとしたデザインで簡単に取引することが出来ます。

パソコンから取引はできませんので、完全にスマートフォンのみでの取引する必要があります。その分スマートフォンでの操作性は、他の証券会社と比べても非常に素晴らしいデザイン設計となっています。

>>LINE証券 公式サイト

LINE証券で購入できる種類と銘柄数

LINE証券では、以下のような種類の取引に対応しています。

・国内株式
・ETF
・REIT
・投資信託

銘柄数は?

銘柄数はリリース当初こそ351銘柄と非常に少ない銘柄数でしたが、現在は約3700銘柄に対応しています。

投資信託は28銘柄のみとなっていますので、ちょっと少ないかもしれません。

買える銘柄数は単元株未満かどうかで数が変わって来ます。

※単元株・・・株式取引で売買できる単位の事で、通常の取引ではこの単元で取引されます。1株、100株、1,000株が多くなっています。

【単元株未満で買える銘柄数】
国内株式:300銘柄

【単元株以上で買える銘柄数】
3700銘柄以上

【上記以外の銘柄数】
国内ETF:15銘柄
投資信託:28銘柄

メリットとデメリット

メリットとデメリットをまとめてみます。

メリット

  • 単元株未満の取引が可能
  • 平日は夜9時まで取引可能
  • 買付手数料が0円
  • スマホに特化したデザイン
  • オリジナルの決算速報が届く

LINE証券は単元株未満の取引が可能ということを大きなセールスポイントとしています。

通常の取引では単元株以上の取引しかできず、最低投資金額が10万円、20万円と初心者からすれば高額になることも多いです。

その点、1株から買えるということは、数百円から株式投資が可能になるので、そこはLINE証券の一つのメリットと言えそうです。

実際の銘柄選択画面の様子。多くの銘柄が数百円から1000円代で購入できる。

LINE証券銘柄

デメリット

  • NISA、つみたてNISAに対応していない
  • 投資信託は積立投資ができない
  • PCからは閲覧できない

NISA、つみたてNISAに対応していないといのは、私としては大きなデメリットだと思います。

NISAとは・・・少額投資非課税制度のことで、株式や投資信託において年間120万、最長5年間の投資分まで、売却益や配当金が非課税になる制度です。

つみたてNISAとは・・・年間40万円までと上限額を抑える代わりに、非課税期間を20年間に伸ばした制度です。定期的につみたて投資を行いたい方に向いています。

NISA口座を活用したいと考えている方でしたら、SBI証券や楽天証券など、他の証券会社にするべきだと思います。

他の証券会社との違い

私が他の証券会社との違いで特に大きいと感じるのは、LINEポイントを1ポイント=1円として入金できる点。LINE Payなどで得た還元ポイントを投資に回すことが出来ます。

様々なキャッシュレスで貯まったポイントは使いみちに困ってなかなか使わずに有効期限切れということもあるのですが、LINE証券の投資に回すことで無駄なく資産運用に回すことができます。

他の証券会社だと、楽天証券でも同じように楽天ポイントを買付に利用することができますが、それと同じ様な仕組みです。

LINEポイントはまだそこまで貯まりやすいポイントシステムではありませんが、過去のキャンペーンなどで多くポイントを持っているような人にはおすすめです。

LINE証券の手数料

手数料体系は単元株未満と単元株以上で異なっています。

【手数料の違い】

  • 単元株未満→スプレッド(≒手数料)
  • 単元株以上→手数料

単元株未満の手数料(スプレッド)

単元株未満の取引については、取引手数料は無料と言っていますが、手数料に相当するスプレッド(差額)を支払う必要があります。

LINE証券では0.05%のスプレッドを減加算するということです。

時間によって手数料の計算方法は以下のように変わってきます。

取引手数料は無料です。
ただし、当社が提示する価格は基準価格に取引コストとして、スプレッド(差額)を乗せる方式としています。
※提示価格基本方針
 ■9:00-11:20、12:30-14:50
 取引所(東証)の最良気配を基準に0.05%*のスプレッドを加減算します。
 ■11:30-12:20
 前場終値に0.05%*のスプレッドを加減算します。ただし終値引けのみ対象となります。
 ■17:00~21:00
 翌日基準値段に0.5%*のスプレッドを加減算します。

手数料無料と表現していますが、実質的に手数料に相当するお金を払うわけですから、それを無料というのは正直どうなのかという気もしますが、賢い読者の皆様はどうか騙されないようにしてください。

0.05%のスプレッドが具体的にどの程度のお金なのかですが、例えば、株価が10,000円の銘柄を購入する場合には、買付に10,005円が必要ということになります。

スプレッドが1円未満の場合は切り上げられますので、スプレッド込みで100.1円となった場合は、101円と少し手数料が割高になってしまうことは覚えておくとよいでしょう。

単元株以上の取引手数料

独特なのは買付の手数料はゼロ円としている点でしょうか。その分売りの手数料が他の証券会社に比べると2倍近い手数料となっているので、かなり紛らわしいです。

約定代金 買い 売り
5万円 0円 99円
10万円 176円
20万円 198円
50万円 484円
100万円 869円

他の証券会社との手数料の比較

他の証券会社の手数料と比較してみます。

【各社の手数料比較(売と買ともに同額)】

約定代金(税込) SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券
5万円 55円 55円 110円 99円
10万円 99円 99円 110円 99円
20万円 115円 115円 198円 198円
50万円 275円 275円 495円 275円
100万円 535円 535円 1100円 1089円

SBI証券や楽天証券の売り買い往復の手数料よりもLINE証券の手数料は安くなっているので、LINE証券の手数料でのメリットは大きいようです。

LINE証券には劣りますが、この手数料を比較しても、SBI証券と楽天証券の手数料はメリットを感じますね。

LINE証券で始める投資信託

投資信託は購入手数料無料となっています。最近は購入手数料を無料としている証券会社も多いので、LINE証券だから特別にいいという話ではありませんが、十分メリットと言えます。

取り扱い商品は比較的人気の商品が集まっているようです。

投資信託一覧

  • 三菱UFJ グローバル・ボンド⋅オープン(年1回決算型)
  • エマージング⋅ソブリン⋅オープン(1年決算型)
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール⋅カントリー)
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • eMAXISプラス コモディティインデックス
  • 楽天日本株 4.3倍ブル
  • 楽天日本株 トリプル⋅ブル
  • 楽天日本株 トリプル⋅ベアⅣ
  • 三井住友⋅配当フォーカスオープン
  • エス・ビー・日本債券ファンド
  • ブラックロックおまかせバランス投信
  • ひふみプラス
  • コモンズ30
  • 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
  • フィデリティ⋅USハイ⋅イールド⋅ファンド(資産成長型)
  • netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) ※2020年2月29日より名称変更
  • アライアンス⋅バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
  • バリューハント日本株
  • フューチャートレンド世界株
  • フィデリティ⋅USリート⋅ファンド(資産成長型)D(為替ヘッジなし)
  • スパークス⋅新⋅国際優良日本株ファンド
  • スパークス⋅新⋅国際優良アジア株ファンド
  • One国内株オープン
  • 楽天⋅米国レバレッジバランス⋅ファンド

LINEサイト上:2019年11月27日現在、当サイト確認日:2020年5月9日

LINE証券投資信託銘柄一覧

投資信託でおすすめは?

投資信託を選ぶ場合には運用手数料ともいえる経費率が低い投資信託を選ぶとよいと言われています。

経費率が低いインデックスファンドで人気があるのはeMAXIS Slimシリーズです。

このシリーズは経費率(運用会社に支払う手数料)が非常に低く、他の証券会社でも人気が高く、買付上位ランキングの常連となっています。

特にアメリカの株式指数であるS&P500に連動したインデックスファンドは過去のパフォーマンスが非常に高いことでも知られています。

・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

これに準じて、先進国や全世界株式も人気があります。

・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール⋅カントリー)

全世界株式は世界中の株式に分散投資されていますので、この一本で、世界中の株式市場に投資できることになります。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
引用:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)交付目論見書[1]

投資信託の手数料は?

投資信託の手数料は一般的に大きく分けて以下の2つがあります。

・購入手数料
・運用管理費用(信託報酬)

LINE証券では購入手数料が無料となっており、これはメリットと言えます。ただ、他の証券会社でも近年は投資信託の購入手数料無料の流れがありますので、”LINE証券だけ”という訳ではないですね。

売却時(解約時)の手数料は?

投資信託の売却時には信託財産留保額という手数料が引かれる投資信託もあります。

信託財産留保額がない場合、売却時の手数料はかかりません。

LINE証券で投資信託をするメリット・デメリット

投資信託は様々な証券会社で整備されつつありますので、あえてLINE証券だから優れているという点はなさそうです。

デメリットとしては、大きく以下の2つだと思います。

・積立投資ができない
・投資可能銘柄数が少ない

投資信託はつみたてNISAやNISAなどの制度を利用して購入すると税制面でのメリットを受けられるのですが、そういった取引がLINE証券ではまだ整備されていないので、デメリットとなりそうです。

投資可能銘柄数も他の証券会社と比べると少ないのですが、初心者レベルで購入したい投資信託が含まれていますので、そこまで大きな問題にはならないように思います。

入金はLINE Payか銀行口座連携が無料

入金方法は3種類から選べる。

・LINE Payから入金(手数料無料)
・クイック入金(主要銀行のインターネットバンクから引き落とし)(手数料無料)
・銀行振込(振込手数料はお客様負担)

おすすめはLINE Payかクイック入金。手数料無料で入金できるので、この方法で入金したい。

あえて現金を使わずに他のLINEサービスで貯まったLINE Payポイントを入金するのもあり。

出金できる?手数料はどうなる?

LINE証券の出金方法は大きく二つあります。

・LINE Payアカウントへの出金
・登録された銀行口座へ出金

LINE Payアカウントへの出金は手数料無料です。登録された銀行口座へ出金する場合の手数料は220円(税込)かかります。

どちらがよいかは実際に投資する方の状況によると思いますが、手数料がかからないLINE Payを選ぶのは一つの選択肢です。

15時までに受け付けた出金依頼は、翌営業日に銀行口座に着金されます。

LINE証券のタイムセール、キャンペーン

LINE証券のタイムセールとは、特定の対象銘柄が7%割引で買えるというものです。

次回いつ開催されるかは、公開されておらずゲリラ的に開催されます。

非常にお得に株式を購入できる機会ですので、タイミングがあれば是非参加したいイベントです。

ちなみに私も何回か買おうと挑戦したのですが、非常に人気が高く、クリック合戦に負けて買えませんでした。

(告知画面では「参加者全員が買える」と表記されていますが、上限に達すると買えませんので、表現としていかがなものかという気もします。)

開始時刻が事前に予告されますので、開始のタイミングになったらタイミングよくクリックすると良いでしょう。

LINE証券のQ&A

LINE証券で株主優待券はもらえる?

株主優待を実施している企業で、かつ企業が指定する株数以上の銘柄を、権利付最終日に保有していると、株主優待がもらえます。

整理すると

1.株主優待を実施している企業で
2.指定の株数以上を
3.権利付最終日に保有している

必要があります。

指定の株数は、概ね単元株以上となりますので、数百円程度で株主優待を受けるのは難しいです。

LINE証券で確定申告するには?

LINE証券に限らず他の証券会社でも同じですが、証券口座を開設するときに選択する口座の種類によって確定申告の必要性は変わって来ます。

特定口座(源泉徴収あり)→確定申告が不要
特定口座(源泉徴収なし)→確定申告が必要

LINE証券の評価は?

ここまでLINE証券を様々な角度から評価してきました。

LINE証券は、数百円から投資可能で、LINEアプリから簡単に口座開設できますので、はじめて投資をはじめたい初心者の方はありだと思います。

LINE証券はLINE Payポイントの入金が可能なので、比較的どっぷりとLINE関連のサービスを利用されている方にはいいサービスだと思います。

一方で、LINE関連のサービスをあまり使っていない方や、本格的に株式取引をじっくりと取り組みたい方は楽天証券やSBI証券を開設した方がいいのかなと思います。

口座開設のお申し込み

証券口座開設自体は無料で行えます。

株式取引をやってみたいけど、なかなか手をつけられないという方は、まずは証券口座の開設をやってしまうのがおすすめです。

LINE証券であれば、数百円から株式投資が可能ですので、お小遣いを少し節約して投資にまわしてみるのもアリかもしれません。

>>LINE証券 公式サイト
 
 
[1]・・・投資信託説明書(交付目論見書)
[2]・・・(プレスリリース)スマホ投資サービス「LINE証券」新たに投資信託の取扱いを開始! 業界唯一、全ての投資信託の購入手数料が0円!(プレスリリース)スマホ投資サービス「LINE証券」新たに投資信託の取扱いを開始! 業界唯一、全ての投資信託の購入手数料が0円!

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