この記事は2024年11月7日の情報に基づいて書いています。
J-REITが売られています。理由として考えられるのが、
・国内の金利上昇によって、資金調達コストが増加することで、業績が悪化するという見込みである。
・米国の金利上昇によって相対的に魅力がなくなった。
・国内の高配当銘柄(銀行など)の株価が上昇し、相対的に魅力がなくなった。
などが考えられます。それぞれについて、詳しく見ていきます。
国内の金利上昇によって、資金調達コストが増加することで、業績が悪化するという見込みである。
まず、国内の金利上昇によって、資金調達コストが増加することで、業績が悪化するという見込みである。については、銘柄によっては業績が安定しており、そこまで懸念するほどではない銘柄もあるように見えます。漠然とJ-REITを捉えるのではなく、個別銘柄をしっかりと選定できれば、チャンスはあるように思います。
米国の金利上昇によって相対的に魅力がなくなった。
これはあるとは思います。しかしトランプ政権になって、為替や金利の動向が見えない分、リスクが増えていくように思いますので、相対的にJ-REITの方がリスクが少ないように感じます。
国内の高配当銘柄(銀行など)の株価が上昇し、相対的に魅力がなくなった。
確かに大分上昇しました。高配当でありつつ、株価上昇の恩恵も受けられるという点で、J-REITを持つよりも、高配当銘柄を持つ方が有利な状況が続いていました。
ここ2~3年は、相場サイクルでいえば、金融相場が続いていました。しかしすでに相場は逆金融相場に突入していると考えられます。
そうなると、これまでと同じような上昇は得られないのではないかというのが私の見解です。
そうなると、安定的に5~6%の配当を得られ、しかも業績がいいにも関わらず株価が低迷しているJ-REITの銘柄は、投資対象として再注目してもいいのではないかな?と思います。