SPYDの基本情報まとめ、構成銘柄、配当履歴、投資実績レポート

SPYDの基本情報まとめ、構成銘柄、配当履歴、投資実績レポート

SPYDとは?

S&P500の中でも高配当の上位80銘柄に特化して投資するETFです。正式名称は「SPDR® ポートフォリオ S&P 500® 高配当株式 ETF」です。

運営会社は「SSGA ファンズ・マネジメント・インク」(SSGA:State Street Global Advisors)と、世界最初のETFであるSPYを生み出した会社です。

SPYとSPYDは名前こそ似ていますが、構成銘柄には差があります。SPYはS&P500の銘柄が投資対象であるのに対して、SPYDはS&P500の高配当銘柄の上位80銘柄で構成されています。

SPYDとSPYの違いを詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください

他には同じスパイダーシリーズとしてはDIA, RWR, GLDなどもあります。

メリット

経費率が0.07%と低い。
配当利回りが高い。

銘柄は年に2回入れ替えがあります。仮に減配などで利回りが低下した場合には、自動的に銘柄から除外されますので、安定した配当利回りが期待できます。

デメリット

高配当の上位というと聞こえはいいですが、米国株において、高配当銘柄は低成長株であることが多いです。つまり、配当は良いが、企業自体の成長は伸び悩んでいる状態の企業で構成されているという側面があります。

このデメリットがもろに出ているのが、2020年のコロナショックです。VYMやHDVに比べて、株価が大きく下落しています。これはSPYDで構成されている企業がS&P500の中でも、財務的にに厳しい銘柄で構成されていることが原因です。

配当利回りの高さで人気の高いSPYDですが、景気悪化のディフェンシブ性の弱さという点では、大きなデメリットと言えそうです。

SPYDの基本情報

ファンド名称 SPDR® Portfolio S&P 500® High Dividend ETF
運営会社 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)
ベンチマーク S&P 500® 高配当指数
銘柄数 80
経費率 0.07%
設定日 2015/10/21
総資産額 46億ドル
配当利回り 4.68%
配当支払月 3,6,9,12
※2021年06月28日現在

最新の配当日(配当落ち日、権利付最終日)の情報は以下のリンクをご覧ください。

業種別構成比

SPYD 業種別構成比率
SPYD 業種別構成比率

特徴としては金融、不動産の比率がそれぞれ20%近くを占めていることです。
不動産は不況時のディフェンシブ性が強いという意見もあり、ポートフォリオとしては一つ考慮に値します。[2]

構成銘柄

S&P500の採用銘柄のうち、高配当利回りの上位80銘柄で構成されています。(2020年10月29日時点)

銘柄名 Ticker 業種
Seagate Technology Holdings PLC STX 情報技術
ConocoPhillips COP エネルギー
Iron Mountain Inc. IRM 不動産
Regency Centers Corporation REG 不動産
Valero Energy Corporation VLO エネルギー
Simon Property Group Inc. SPG 不動産
Public Storage PSA 不動産
Marathon Petroleum Corporation MPC エネルギー
Exxon Mobil Corporation XOM エネルギー
Federal Realty Investment Trust FRT 不動産
Interpublic Group of Companies Inc. IPG コミュニケーション・サービス
Welltower Inc. WELL 不動産
ONEOK Inc. OKE エネルギー
Boston Properties Inc. BXP 不動産
Invesco Ltd. IVZ 金融
AvalonBay Communities Inc. AVB 不動産
Lincoln National Corporation LNC 金融
Omnicom Group Inc OMC コミュニケーション・サービス
Fifth Third Bancorp FITB 金融
Equity Residential EQR 不動産
Vornado Realty Trust VNO 不動産
People's United Financial Inc. PBCT 金融
Kimco Realty Corporation KIM 不動産
U.S. Bancorp USB 金融
Prudential Financial Inc. PRU 金融
Lumen Technologies Inc. LUMN コミュニケーション・サービス
Franklin Resources Inc. BEN 金融
Phillips 66 PSX エネルギー
Williams Companies Inc. WMB エネルギー
International Business Machines Corporation IBM 情報技術
Kraft Heinz Company KHC 生活必需品
Citizens Financial Group Inc. CFG 金融
Philip Morris International Inc. PM 生活必需品
American International Group Inc. AIG 金融
Hewlett Packard Enterprise Co. HPE 情報技術
Hanesbrands Inc. HBI 一般消費財・サービス
FirstEnergy Corp. FE 公益事業
Principal Financial Group Inc. PFG 金融
MetLife Inc. MET 金融
Kinder Morgan Inc Class P KMI エネルギー
Ventas Inc. VTR 不動産
Comerica Incorporated CMA 金融
Leggett & Platt Incorporated LEG 一般消費財・サービス
International Paper Company IP 素材
KeyCorp KEY 金融
Chevron Corporation CVX エネルギー
Regions Financial Corporation RF 金融
Unum Group UNM 金融
Evergy Inc. EVRG 公益事業
Realty Income Corporation O 不動産
Altria Group Inc MO 生活必需品
Healthpeak Properties Inc. PEAK 不動産
LyondellBasell Industries NV LYB 素材
Duke Energy Corporation DUK 公益事業
Dow Inc. DOW 素材
Walgreens Boots Alliance Inc WBA 生活必需品
Truist Financial Corporation TFC 金融
Entergy Corporation ETR 公益事業
Newell Brands Inc NWL 一般消費財・サービス
Consolidated Edison Inc. ED 公益事業
Pinnacle West Capital Corporation PNW 公益事業
Pfizer Inc. PFE ヘルスケア
Western Union Company WU 情報技術
Baker Hughes Company Class A BKR エネルギー
M&T Bank Corporation MTB 金融
Huntington Bancshares Incorporated HBAN 金融
Exelon Corporation EXC 公益事業
Amcor PLC AMCR 素材
Dominion Energy Inc D 公益事業
Southern Company SO 公益事業
AbbVie Inc. ABBV ヘルスケア
PPL Corporation PPL 公益事業
Gilead Sciences Inc. GILD ヘルスケア
AT&T Inc. T コミュニケーション・サービス
Broadcom Inc. AVGO 情報技術
Verizon Communications Inc. VZ コミュニケーション・サービス
Edison International EIX 公益事業

最新の構成銘柄はこちらから取得できます。

SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF

株価の推移


2020年4月、コロナ暴落では大きな下落がありましたが、その後の回復局面で株価を大きく伸ばしました。

暴落時こそ、下げ幅はHDVやVYMといった他の高配当銘柄よりも大きかったのですが、その後、金利上昇による金融相場により、SPYDに多く含まれる割安株の株価が大きく伸びる結果となりました。

過去の配当履歴

月間配当

配当利回りは過去4期の合計を権利落ち日の終値で算出

SPYDの配当金と配当利回り

※利回りは配当金を年換算し、配当落ち日の株価で割ったもの

年間配当

SPYD年間配当金推移

当ブログの投資状況、配当履歴

配当金累計(税引き後):545.83ドル

配当基準月 口数 配当金(税引後)[$]
2019/12 10 3.57
2020/3 102 29.01
2020/6 237 62.19
2020/9 330 62.43
2020/12 330 143.61
2021/3 330 150.58
2021/6 330 94.44
2021/9 330 91.54
2021/12 330 30.25
2022/3 330 154.51
2022/6 330 95.88

投資判断

コロナショックの期間で買い付けしていましたが、現在は定期的な買付を停止しています。高配当は魅力ですが、株価暴落時の下げのリスクが大きいリスクがあるという点と、長期保有で配当利回りがあまり上昇しないという点から、現在は買付銘柄をVYMに変更しています。

基本的にバイアンドホールドで行くつもりですが、コロナショックを経験してあまりバイアンドホールドにこだわりすぎずに、市況の変化に応じて保有株式数の調整は必要なのかなと思っています。

【参考】
[1]・・・SPDR® ポートフォリオ S&P 500® 高配当株式 ETF
[2]・・・米国リートは景気後退・不況期にディフェンシブである
[3]・・・Nasdaq

関連するメディア

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