時間の投資とお金の投資

時間の投資とお金の投資

こんにちは、TES(@tes_money)です。

今日はお金の使い方と、時間の使い方について、私の思うところを書いてみたいと思います。うまく考えがまとまりきれていない部分もあり、読みにくい部分もありますが、言わんとするところを感じてもらえれば幸いです。

自分への支払いを先に

先日「金持ち父さんと貧乏父さん」を再読したのですが、その中に、他人への支払いより先に、自分への支払いを先にすべしという部分がありました。

資産(貯蓄や投資)への支払いを先にすることで、キャッシュフローの流れをよくすることが、お金持ちへの道であるという考え方です。貧乏人は、請求書の支払いなど、他人への支払いを優先してしまうために、いつまでもお金持ちにならないという話でした。

私自身、お金の支払は他人を先にしていた部分があったので、この部分はなるほどと思い、早速実践しはじめたところです。

[読んだ]金持ち父さん、貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

時間金持ちと時間貧乏

さて、今回お話したい主題は実はお金ではなく時間の使い方の話です。

自分への支払いを先にすべしという話は、じつは時間にも同じことが言えるのではないかと私は思います。

はじめに、時間の使い方には2種類あると思います。

一つが他人のための時間。これはサラリーマンの方であれば、働いている時間に相当します。これは会社という他人のために働いている時間です。フリーランスの方であれば、受託してクライアントという他人のために働いている時間が相当します。個人事業主といっても、依頼を受けてクライアントのために使っている時間は他人のために使っている時間に含まれます。仕事という言葉は、「(他人のために)仕える事」というように書きますので、必然的に他人のために使う時間となります。辞書で調べても「するべきこと。しなければならないこと。」(大辞林)という意味で紹介されています。

もう一つが自分のための時間です。たとえば、趣味の時間、家族と(自ら望んで)過ごす時間、ブログやSNSの発信など、他人のためではない時間です。

ほとんどの人は他人のための時間を優先する

一般的にほとんどの人は、

・他人のための時間(仕事など)

・自分のための時間(趣味、副業など)

というように、空いた時間を自分のために使う人がほとんどではないかと思います。

ただ、金持ち父さん貧乏父さんの話を転ずるならば、これこそ時間貧乏への入り口ではないのかなと思います。

私は、時間の使い方に関して言えば、

自分のための時間

他人のための時間

という優先順位で時間を使うことで、時間金持ちになれるのではないかと考えています。

ここでいう時間金持ちという言葉は、

・時間に余裕がある
・時間がお金をはじめとした様々な価値を生む

ということを意味しています。

どうして自分のための時間を優先することで、時間金持ちになれるのか?

それは、他人のために使う時間よりも、自分のために使う時間の価値の方が大きいからです。

自分のために動いた価値は大きい

現代社会では、他人のために働いた価値よりも、自分のために働いた価値の方が、大きく評価される時代になりつつあります。

ただ、その価値を生み出すためには労力がかかり、すぐには結果がでないために、多くの人は気づいていなかったり、または気づいていても行動に移せないでいます。

その点、他人のために使う時間(一番単純な例でいうと、会社での仕事やクライアントのための仕事です。)は、すぐに金銭的価値に交換されますので、ついつい他人のために多くの時間を費やしていまいます。

いまこの記事を読んでいるご自身が、憧れている方をイメージしてみてください。その方は、どちらの種類の時間使い方をしていますでしょうか?

ここからは自分のために時間を使うとどのような価値が生まれるのか、大きく3つの価値に分けて紹介します。

・社会的価値
・金銭的価値
・精神的価値

社会的価値

自分のために使う時間で生まれる価値として最も大きいのはこの部分だと思います。現代では、社会的な価値は金銭的価値など、さまざまな価値に交換可能になりつつあります。

例えば、

・Youtubeを配信する(自分が熱中することを共有して生まれる価値)
・ブログを発信する(自分の考えを共有して生まれる価値)
・SNSアカウント(個人としてのブランド力)

スタートこそ、その価値は小さいですが、大きく膨らんだときの価値は、他人のために働いて得られた価値を大きく凌ぐ可能性があります。

このあたりは佐藤航陽著「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」に詳しく書かれていますので、興味のある方は是非一読してみてください。

金銭的価値

次に金銭的価値です。一番わかりやすいので、ここを目的にして活動する人も多いと思います。副業でブログやYoutubeをやっている人はここに該当します。

・ブログによる広告収益
・Youtubeによる広告収益
・知的財産的価値を生む
・株式や不動産投資で収益を生む

など、不労所得につながる大事な活動に時間を使う価値は、計り知れません。

一点、注意したいのは、似たような副業であっても、クライアントのために働くなどの勤労収入は含まれていません。勤労収入は悪いことではありません。ただ時間金持ちを目指すならば、いかに勤労収入を不労所得に変えられるかが勝負になります。

精神的価値

さらに、精神的な面でも、自分のために使う時間は価値があります。

・やりたいことをやっているという充実感

私はこの部分においては、金銭的、社会的価値を凌ぐ価値があると思います。株式投資でも、多くの人が目指すセミリタイアや経済的自由というのは、結局お金を稼がなくても自分のやりたいことができる、ということだと思います。それだけ多くの人は、やりたいことをやることに価値を感じている証拠なのです。

仮に金銭的価値がないにしても、趣味や家族とすごす時間というのは、かけがいのない内在的な価値があるのではないでしょうか?

とはいえ、この部分は人によって感じる価値観が異なってくる部分だと思います。

私の時間の使い方

実際に私がどのような時間の使い方をしているか?

幸い私は、小さい会社を経営している関係で、比較的自分の時間は自由に調整することができる環境にいます。

私はまず、午前中に自分のやりたいことをやります。自分のやるべきことがない場合は、そのままやりたいこと(ブログを書く、Youtubeを撮る、株式投資の情報収集、次の事業構想を考える)をやります。

そして、最後の最後に、クライアントの仕事をやります。もちろん納期は厳守し、レスポンスも早めに対応します。

クライアントの仕事をやることも楽しいですし、精神的な安心感も大きいです。ただ一方で、これをいつまで続けるのだろうかという将来の不安感もあります。

一方で、やりたいことをやっている時間は、非常に楽しく、時間を忘れて取り組めます(いまこのブログを書いている時間もそうです!)。そうした時間は、次の未来につながるようなワクワクを感じさせてくれます。

。。。

と、ここまで格好つけて言ってしまいましたが、私もクライアント向けの仕事を複数抱えてしまっているタイミングもありますので、そういう時に他人のための時間を優先せざる負えない時があります。そして、そういう精神的な安心感に身を委ねてしまう部分もあります。

ですが、クライアントの仕事を極限まで減らしていくのが、今の私の目標です。

サラリーマンがどうやって自分の時間を優先すればいいのか?

金持ち父さん、貧乏父さんでも、「勤労所得をいかに不労所得に変換していけるかが重要」という話がありましたが、ここと全く同じ話だと思います。

いきなり仕事をやめて好きなことをするというのは難しいと思います。(とはいえ実はやってみると意外と道が拓けることもありますが)
仕事の時間以外の時間から自分のための時間を優先するのがいいと思います。

・ブログを書く
・Youtubeを始める
・SNSで発信する
・自分の事業を考える
・株式投資の勉強をする
・趣味の時間を徹底する
・勉強する

最後に

多くの人がなにかをやりたいときに、一番最初に言ってしまう言い訳は

「時間がない」

だと思います。ではどうしてみんなは時間がないのか?それはやるべきことが多すぎるからだと思います。

やるべきことに忙殺されることで、いつのまにか自分の時間が削られていく。それが時間貧乏を招いているのではいかと思います。

まずは無理矢理にでも余白の時間を作ることが、自分を新しい可能性に導くための第一歩だと思います。

皆さんも是非、時間金持ちを目指してみてください。

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