米国株の過去の暴落を研究する | コロナショックどうなる?

米国株の過去の暴落を研究する | コロナショックどうなる?

2020年2月下旬に始まったコロナショック。狼狽売りもあるようですが、購入のチャンスと捉え仕込みの時期を伺っています。

今回の記事では、コロナショックの底値間と回復期間を探るべく、過去の暴落を事例にそこを打つまでにどの程度の期間を要するのかを研究してみたいと思います。

ここ100年の主な暴落

1929年 世界大恐慌(ウォール街大暴落)
1987年 ブラックマンデー
2000年 ITバブル崩壊
2008年 リーマンショック

他にも細かい暴落はあるのですが、歴史的に特に大きそうなこれらのイベントについて見ていきたいと思います。

ウォール街大暴落

1929年に起こった大暴落で、世界恐慌のきっかけになった暴落とも言われています。

株価のチャートがうまく手に入らなかったのですが、価格と期間は以下のようになっています。

高値 底値
価格差 381.17 41.22 89.2%
底までの期間 1929/9/3 1932/7/8 1039
高値日 回復日 期間
回復までの期間 1929/9/3 1954/11/23 9212

底までの期間が1039日(約2年10ヶ月)、ショック前の直前の高値まで戻るのに9212日(約25年2ヶ月)かかっています。(長い!)

もしこの期間に株を初めていたら、死んでると思いますね。苦笑

でも実はこれにはカラクリがあります。ジェレミー・シーゲルの株式投資の未来によれば、実は暴落前に購入していたとしても、その期間に得られた配当を再投資していることで、キャピタルゲインがゼロであったとしても、元の株価に戻ったときには4.4倍のリターンが得られたと言います。

暴落時でも冷静に配当を再投資することがいかに重要であるかが分かります。

[米国株][高配当✕長期投資]株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル

ブラックマンデー

1987年10月14日から始まり19日までに、ダウ式平均株価は760ポイント(31%)値を下げました。

ブラックマンデー

高値 底値
価格差 327.9 224 31.7%
底までの期間 1987/10/2 1987/12/4 63
高値日 回復日 期間
回復までの期間 1987/10/2 1989/6/27 634

底までの期間が63日(約2ヶ月)、ショック前の直前の高値まで戻るのに634日(約2年9ヶ月)かかっています。

Wikipediaによれば、下落の原因は特定されていないようなのですが、加熱した株式からの群集心理とフィードバック循環による売りという説もあるようです。

ITバブル崩壊

1990年代のドットコムバブルにより、急激に株価が上昇しましたが、行き過ぎた株価から急落しました。

きっかけとしては、連邦準備制度理事会の利上げや2001年のアメリカ同時多発テロによる影響とも言われているようです。

高値 底値
価格差 1521.8 786.6 48.3%
底までの期間 2000/9/1 2002/10/9 768
高値日 回復日 期間
回復までの期間 2000/9/1 2007/5/21 2,453

底までの期間が768日(約2年1ヶ月)、ショック前の直前の高値まで戻るのに2,453日(約6年9ヶ月)かかっています。

リーマンショック

2008年9月15日リーマン・ブラザーズの破綻から始まった金融危機です。サブプライムローンをきっかけとした暴落でしたが、その後経済の冷え込みに繋がり、長期間の株価の原因となったようです。

リーマンショック

高値 底値
価格差 1301.1 681.4 47.6%
底までの期間 2008/8/11 2009/3/9 210
高値日 回復日 期間
回復までの期間 2008/8/11 2011/2/2 905

底までの期間が210日(約7ヶ月)、ショック前の直前の高値まで戻るのに905日(約2年7ヶ月)かかっています。

クリスマスショック

2019年12月に大幅に株式が下落しました。きっかけはトランプ大統領の発言で、先行きの不安感から株価が下落したということですが、実体経済への影響がないことから、すぐに株価はもとに戻し、ダウ平均もその後最高値を記録しました。

コロナショックはどうか?

これまでの株価大暴落と比べてみると、米国株の行き過ぎた高値感という点では、過去の暴落の特徴と似ています。

最近の米国株は、イケイケドンドンだったこともあり、かなり加熱していたような印象ももっています。

ただ短期間でここまで下げたという意味ではブラックマンデーに似ている株価の動きをしている印象です。

リーマンショックと比べてどうか

やはりここ最近で一番大きな影響があったリーマンショックと比べてどうかということがよく論じられていると思うのですが、私はリーマンショックよりも、影響は軽微であると考えています。

リーマンショックが発生した時は、住宅バブルの崩壊と、サブプライムローンによる影響と、株価下落の要因が浮き彫りになったという、すでに起こったことに株価が反応した結果だと思います。

一方でコロナショックは、外出を控えるということによる経済の縮小や物流の停止による経済活動への影響というここまでの影響もありつつも、どちらかと言えば、将来的な不安感や、経済が縮小しそうという予測感から株価が下落してるのではいかと考えられます。

クリスマス大暴落と比べてどうか?

2019年のクリスマス暴落においては、一時的な先行きの不安感から売られたようですが、実体経済での悪影響はほとんどない状態だったこともあり、急激に株価は元に戻しました。

コロナショックに関して言えば、経済的な打撃を受けることが間違いないものの、収束までに時間がかかりそうである点も考慮すると3〜6ヶ月程度で底をうつのではないかと推測しています。

油断は出来ないが、心配しすぎなくてもいいか

コロナウィルス自体はじきに収まり株価も回復する、というのが楽観的なシナリオではありますが、米国経済をはじめ、中国経済や世界経済が仮にコロナウィルスをきっかけに景気後退局面に入ってしまった場合、株式の下落と回復はさらに長期化する可能性は考えられると思います。

用心しながらも、中長期的に株式を買い増していくのが、私の計画です。

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