2021年5月17日、AT&Tは、メディア大手のディスカバリーとメディアの新会社を作ることを発表しました。
これをうけて、一時は株価が上昇したものの、その後株価はがつんと急落しました。
価格下落の原因は、リリースにある以下の内容によるもののようです。
AT&T expects an annual dividend payout ratio of 40% to 43% on anticipated free cash flow1 of $20 billion plus.
これによれば、20億ドル以上のキャッシュフローのうち、40%〜43%を年間配当として見込んでいるとあります。従来はキャッシュフローの50%を占めると発言してたことから、減配が見込まれるとのことで、株価下落の要因となったようです。
CNBCでジム・クレイマーは、AT&Tのタイム・ワーナー社の2018年の買収はそもそも失敗だったと批判しています。[1]
2020年に連続増配はストップ
AT&Tは2020年に配当を据え置いたことで、連続増配がストップしています。2019年の時点で配当性向は100%を超えていたので、高配当銘柄とはいえ厳しい印象でした。足元でも6.9%〜7%の配当利回りではありますが、業績の回復ができるのか?減配がどうなるかによって予断は許しません。
株価が下がっているからといって、追加の投資には注意したいところです。
[1]・・・Cramer rips AT&T leadership over the handling of WarnerMedia and the planned dividend cut