今回、マネックス証券が米国株の手数料を値下げしたのを受け、メディア向けの説明会がありましたので参加してきました。
説明に登場したのはマネックス証券の米国株担当の西尾氏。
西尾氏によると、米国株の人気は近年ますます高まっていると言います。
「米国株の人気は高まっています。特にアップル、スターバックス、アマゾンなどは、人気の高い銘柄です。」
マネックス証券データによると米国株投資家は6年で5倍に増加しているそうです。
その人気を裏付けるように米国株は25年で約7倍に上昇しています。
米国株が成長している理由
西尾氏は続けます。
「一番の理由は人口増加でしょう。それにより、消費、生産が大きくなることが成長につながっています。
もう一点は、米国企業は経営方針として株主利益追求という考え方をしている点が挙げられます。
その他、資本政策の株主還元政策、流動的な雇用、技術的イノベーションなど、多くの成長要素を秘めています。
最後は人材、教育、マネーのエコシステムができており、起業しやすい環境と、成長していく環境が整っているのが魅力です。」
米国株は今からでも遅くないのか?
グラフを見ても分かるように、すでに米国株は大きく値をあげており、今から購入しても大丈夫か不安の声があるそうです。
「今後のGDPの予測でも、米国は成長が見込まれています。」
確かにこのグラフを見ると、米国株の上昇は今後も期待できそうです。
米国株の特徴
米国株にはどのような特徴があるのでしょうか?
1株から購入可能
米国銘柄はすべて1株から購入することができます。つまり、低額で投資ができるということです。 時価総額上位5社の株式をすべて購入したとしても27万円もあれば購入できるといいます。
日本では、単元株決まっており、購入は100株単位など、最低の単位で購入する必要があります。
配当利回りも魅力
配当利回りの環境でも米国株の魅力が光ります。日経平均の平均利回りに対して、2.14%、ダウ平均の平均利回りは2.37%となっています。
配当回数が多い
「日本の株式の配当は年2回のものが多いですが、米国は配当が年4回あります。また、配当金も権利落ち日から1ヶ月程度で入金されるため、資金効率がよくなるのが特徴です。」
そのほかIPO銘柄も、現地時間の当日から購入出来るとのことで、注目のベンチャー企業のIPO銘柄も購入できそうです。
その他、ETF銘柄も購入可能なので、低コストで米国市場全体に投資が可能ですね。
マネックスの米国取引
マネックス証券は、2019年7月4日に、米国株の取引手数料を5米ドルから0.1ドルに引き下げることを発表しました。
約定金額が22.2米ドルまで0.1ドル、さらに約定金額が4,444米ドル以上であれば、20米ドルということになります。
すでに大口の取引を行っている方には、あまり影響はないかもしれませんが、手数料が安くなることで、小口の取引がしやすくなりました。他にもどのようなメリットがあるのでしょうか?
「配当の再投資がしやすくなりました。たとえば、高配当で5%くらいのETFを買った場合に、その配当金を再投資しやすくなったと言えます。
そのほか、公開価格は10ドルから20ドルで公開されるため、打診買いなどが可能になると思います。」
為替手数料が期間限定で無料に
今回のリリースと同時に、買い付け時のみ、1米ドルにつき25銭の手数料が本来発生するが、2020年1月まで無料になります。
取扱銘柄が、他社に比べて多い
マネックス証券は米国普通株、ADR、ETFなど、3400銘柄の取扱があります。
米国株専用のスマホアプリが利用可能
立会時間以外で取引可能で12時間、米国株取引が可能になります。
現地の決算発表は16時以降に行われることが多く、アフターマーケットの需要は大きいそうです。主要ネット証券で唯一、逆指値注文が出来、有効期間が90日間というのも大きな特徴です。
始まった新しいサービス
ほかにも以下の様なサービスが始まりました。
・配当金通知メール
・銀行にある米ドル預金をマネックス証券口座に直接入金可能に(為替振替が不要になる。)最低入金金額は50,000米ドル
なぜ今のタイミングで手数料を引き下げたのか?
「昨年から検討していましたが、昨今日本株が低迷していて、ダウ最高値更新、ND倍率が倍に広がっている状態で、今後さらに差がひらいてい行く状況でしたので、取引を活性化させたいということで、手数料値下げに踏み切りました。」
皆様もマネックス証券で、米国株式取引を始めてはいかがでしょうか?