【FIREシリーズ】第5回 FIREを目指すためのステップ④投資する

【FIREシリーズ】第5回 FIREを目指すためのステップ④投資する

このシリーズでは、実際にFIREを目指すための必要なステップを紹介しています。
前回は貯蓄率を上げる方法について紹介しました。

【FIREシリーズ】第4回 FIREを目指すためのステップ③貯蓄率を上げる

今回は実際に投資する方法について具体的に紹介します。

投資はなぜ重要か?

FIREではいかに多くの資金を株式に、とりわけ米国株に投資することが重要となります。

成長を続ける米国株

なぜ投資は重要なのでしょうか?日本の株式市場でバブルのことを考えるとあまりいい印象がないかもしれませんが、実は米国市場は長期間に渡って成長し続けています。(インフレ調整後で約7%)

以下は、アメリカの株式指数である、ダウ工業30種平均の1897年からの超長期チャートになります。途中に浮き沈みがありつつも、長期的に成長し続けていることがわかります。
なお、グラフですが縦軸が対数となっています。対数グラフは1メモリごとに2倍となっているので、実際には急激に株価は成長しているように見えます。

なぜ米国市場がいいのかというのは別にも記事がありますので、興味がある方は是非読んでみて下さい。
どうして私が米国株に投資するか?米国株の魅力

他にも、株式以外にも国債、金、社債などさまざまな投資商品がありますが、とりわけ米国株が非常に高いパフォーマンスを出しています。[1]

株式投資はリスクを伴います。過去に儲かっていても、必ずこの先も儲かるという保証などあるはずもありませんが、過去100年以上に渡って株価が伸び続けているならば、今後も続く可能性が高いと考えてよいのではないかと思います。(ただし短期的には株価が50%以上下落するような場面もあります。株式投資は長期投資、分散投資でパフォーマンスを安定させることが可能です。)

複利の効果

株式投資が重要なもう一つの理由が複利効果です。

例えば、元本100万円に毎年50万円を追加しながら年率7%で運用した場合、以下のようなグラフになります。

このように複利効果があることで、単純に貯金だけした場合に比べて、リターンが大きく上回ることがわかります。株式投資ではこの複利の効果が得られる点が大きな魅力です。
FIREでは複利効果が重要になりますが、複利効果を得るには時間もかかります。FIREを10年など、より短期間で達成したい場合には、投資リターンよりも、貯蓄率の影響が大きくなります。

貯蓄率、投資リターン、FIREまでの年数について詳しく知りたい方は前回(第4回)を参照して下さい。

何に投資すればよいのか?

さて、貯蓄率を上げるという点でいえば、ここ20年位は米国株のインデックス投資が効率がよいと言われています。

米国株

ETFか投資信託か

ETFは上場投資信託のことで、米国株として売買できます。両者の違いですが、以下のような違いがあります。

  メリット デメリット
ETF 手数料(経費率)が安い
リアルタイムで取引が可能
選択肢が多い
ドルで買う必要がある
→為替コスト、為替リスクが発生する
情報収集が英語になる場合もある
投資信託 円で100円から買える※1
配当が自動的に再投資される※1
つみたてNISAやiDeCoで買える※1
管理費用がETFより高い

※1:銘柄によります。下記で紹介するような人気の米国株のインデックス投資銘柄は該当しています。

どちらかいいのかは判断が難しいのですが、より手間がかからない方法という点で、投資信託の方が長期的には向いていると思います。ただし、投資信託の場合は、配当が内部で再投資される仕組みとなっているので、配当金を受け取りたい方であれば、ETFの方がよいことになります。

確かに配当金を受け取る方法は、お金が手元に残るので安心感はありますが、配当時に米国と日本で課税されることになるため、再投資を考えているならば投資信託の方がメリットがある場合もあります。

投資信託一覧

投資信託はこのあたりがいわゆるインデックス投資と言われる対象の銘柄です。特にこだわりがなければ、

・eMAXISSlim米国株式(S&P500)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド

のいずれかで問題ないと思います。リスク分散という意味では全世界もありますが、結局かなりの割合が米国株で構成されている点は知っておきましょう。

ファンド名 委託会社 管理費用(税込)
eMAXISSlim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際 0.0968%
楽天・全米株式インデックス・ファンド 楽天 0.162%
eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) 三菱UFJ国際 0.1144%
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 楽天 0.212%

人気のETF一覧

VOO:S&P500に連動
VTI:全米
VT:全世界

他にもさまざまなETFがありますので、是非チェックしてみて下さい。
人気&注目&おすすめの米国ETFを比較【SPYD,VOO,VT,VYI,IYRなど全12銘柄を厳選】

日本株

日本株にもTOPIX連動のETFなどありますが、日本の株式市場にそこまで明るい見通しは持っていないので、個人的にはあまりおすすめできません。
無理に日本株をもつ必要もないと思いますが、日本株にも株価が急激に伸びている銘柄や、高配当銘柄も多くあります。

個人的にはJ-REITは比較的高配当なので、いくつかの銘柄を保有しています。

米国株と日本株の比較

市場全体の成長の期待感という点では米国株の方が大きいと思います。ただし、ドルで買う必要があり、為替リスクがある点と、米国と二重で課税される問題もあります。
※米国で課税された税金は、確定申告で取り戻すことができます。

  メリット デメリット
米国株 長期的に市場の成長が期待できるETFの選択肢が多い
二重課税される※個別銘柄は英語で情報収集する必要がある為替リスクがある
日本株 日本語で情報が集めやすい個別銘柄は、実際に商品を使いやすい。例)花王 市場全体の成長は慎重な判断が必要最低購入単価が高い

債券は必要?

また米国の株式投資の本では、債券を年齢に応じて取り入れることを推奨する書籍が多いです。

ただ、日本から投資する場合に債券を含める必要があるかどうかは議論の余地があると思います。(ちなみに私はポートフォリオの数%保有しています。)

まず、日本国債は、金利が0.01%程度と、もはや楽天銀行に預けたほうがいいレベルなので無視します。そうなると、外国債券になりますが、外国債券では為替リスクが大きくなるという懸念もあります[2]。

債券をどうしていれる必要があるにかについては詳しくは以下の記事でも紹介しています。
なぜポートフォリオに国債(債権)を含める必要があるのか?そしてどうやって国債を買うか

投資をはじめるには?

投資をはじめるには、証券口座の開設が必要になります。いま証券口座を開設するなら以下の証券会社がおすすめです。

・楽天証券
・SBI証券

SBI証券 米国ETFの定期買付が可能、日本株のIPO取り扱いが多い、手数料が楽天証券より部分的にやや安い
楽天証券 楽天のサービス組み合わせでお得に、楽天ポイントが貯まる、使える

また、マネックス証券は、銘柄スカウターというサービスが、個別銘柄の詳細な分析におすすめです。私はマネックス証券は取引では利用していませんが、銘柄スカウター目当てで口座を持っています。

投資と税金

証券口座を開設する場合、口座の種類を選ぶ必要があります。

・特定口座(源泉徴収あり)
・特定口座(源泉徴収なし)
・一般口座

基本的にFIREを目指す方であれば、特定口座(源泉徴収あり)を選んでおけば問題ないです。他の口座は、それを選ぶ理由がすぐにわかる方のみ選択すればよいと思います。

株式取引では利益(配当)に対して20.315%の税金が徴収されます。損失が出た場合には、同じ証券会社内の特定口座内であれば、損益通算されます。

米国株取引の場合は、現地の利益や配当に対して、10%が課税され、その後日本国内で20.315%の税金が二重で徴収されます。米国株の税金は確定申告で取り戻すこともできます。

株式は売買を繰り返すと、手数料や税金が大きくなりますので、極力売買をしないようにするのがコツです。

投資は勉強が必要

今は株式の情報などは、ネットやTwitterで簡単に入手することができます。ただし、人に言われたものを買っているだけだとリスクが伴います。

自分の頭でしっかりと考えて判断を下せるようになりましょう。

米国株も短期では警戒が必要かもしれない

米国の株式市場はコロナショック以降、過去の平均以上のペースで株価が上昇しています。統計の用語で「平均への回帰」という言葉があるのですが、過去の平均以上に上がり続ける状態が継続しないという考え方もあります。

米国市場がここ最近調子がよいからといって、過剰なリスクをとらないように注意しましょう。

[1]・・・ジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」
[2]・・・なぜ個人のポートフォリオに外国債券が不要なのか?(トウシル)

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