【私の投資の履歴書】1年間の株式運用でやってよかったこと、やらない方がよかったこと

【私の投資の履歴書】1年間の株式運用でやってよかったこと、やらない方がよかったこと

投資を何も分からない状態からスタートして、ほぼ1年経ちました。まだうまく流れには乗れていませんが、色々と投資をする中で見えてきたものもあるので、少し整理してみたいと思います。

またこれまでに読んだ投資に関する書籍も紹介していますので、興味があれば、読んでみてください。

どうして投資を始めた?

10年ほどまでに、一度株式投資をやっていたことがあったのですが、ちょうどITバブルの頃で、それなりに出ていた利益がすべてゼロになり、当時は馬鹿らしくて投資をやめてしまいました。それから10年経ち、仕事のストレスから何か手軽に家でできる趣味が欲しいという理由で、お金のことをイジイジする株式投資をもう一回やってみようと思い始めたのが再開のきっかけです。(←なんちゅう理由やww)2019年2月に証券会社を開き、2019年10月ころより、本格的に株式運用を開始しました。実際に初めてみると、思ったよりも楽しくてあっという間に夢中になりました。

投資をはじめた時にやると決めたこと

投資を始めるにあたって、一つ自分でやってみたいことがありました。それは色々と試行錯誤しながら、自分に一番あった投資方法を見つける。ということです。デイトレード、スイングトレード、長期投資、インデックス投資、個別株投資など様々な投資スタイルがあるなかで、人それぞれ自分にあった投資方法があるはずという仮定のもとで、何が自分にあっているのかを探そうと試みたのです。

性格的にあまり人がやったことをそのままやるのが好きではない性格なので、少し遠回りでも、自分でたどり着いた投資スタイルでいきたいと考えていました。実際に履歴を見ていただけると分かるのですが、ふらふらして投資の軸がないように見えます。しかし今の段階では色々と手当たり次第に様々な方法に挑戦したいと思っています。そして徐々にその手応えを感じつつあります。それでは私のこれまでの投資履歴を紹介していきたいと思います。

ステージ1:日本株個別投資

私が本格的に株式投資を始めたのは2019年2月でまずは日本株の個別株投資からはじめました。ちなみにこの時の私は、インデックス投資や米国株やETFの存在も知らない超初心者です。この時の投資スタイルをいうならば、「キャピタルゲインを目的にした超短期取引」でしょうか。チャートなどから今後の株式の方向性を占うテクニカル分析を100%で行っていました。ファンダメンタルズはほぼ無視です。チャート分析の本を読み漁り、実際にチャートから投資判断を行っていました。投資の銘柄は、知っている銘柄もあれば、名前も聞いたことがない銘柄にも投資しました。投資期間は大体2週間程度です。

しかし結果は惨敗。損切りのルールも作っていたのですが、下がっては売り、下がっては売りの連続でマイナス額が膨らんでしまいました。2ヶ月ほどこの状態を繰り返して、過去の取引を振り返ってみたところ、損切りした銘柄の多くがその後株価を回復させて、含み益となる可能性が十分にあったことに気づきました。

デイトレード、超短期トレードでは勝てない

ちょうどその時、運命的な書籍に出会います。

・ウォール街のランダム・ウォーカー(原著第12版) – バートン・マルキール

私の先輩で投資をしている先輩に教えて教えてもらったのがこの本です。この書籍でいくつもの示唆はあったのですが、私の投資スタイルで当てはまることをピックアップすると

・市場の動きはランダムなので、チャートから予測することは不可能。
・素人の投資家が短期投資でタイミングよく投資を行うのは難しい。
・適切なタイミングを逃すとパフォーマンスは大きく落ちる
・投資期間を長期間にすればするほど、変動リスクは抑えられ、パフォーマンスはプラスになる。

といったような感じです。超短期投資でチャートで売買していた私の失敗を裏付けるような話が出てきました。

次に投資期間を延ばしてみることにしました。実際に投資期間を延ばしてみると、以前の負けばかりのパフォーマンスが大きく改善しました。この時点で、デイトレード、超短期トレードで勝つことは無理だと思い、これらの投資スタイルは行わないことを決めました。

この頃、他にも株式の有名な書籍にいくつか触れました。

・敗者のゲーム – チャールズ・エリス

こちらも、投資はゼロサム・ゲームで勝つことは出来ない。インデックス投資最強!といった趣旨だったと思うのですが、これらの本にふれるうちに、米国株とインデックス投資の魅力に気づきました。

つみたてNISAの設定

最初に行ったのはつみたてNISAの口座開設とiDeCoの積立設定です。まずは頭を使わずにパフォーマンスが期待できるインデックス投資を中心に投資の設定を行いました。iDeCoは以前働いていた会社で設定されたものを、手数料の安い楽天証券に移管しました。つみたてNISAは1年の上限である40万円になるように毎月3万3000円の設定を行いました。

投資の目的を設定

この時に投資の目的も設定しました。私の投資の目的は
「余力のある生活を送るための資金を生み出し、生活基盤を安定させる。」
です。

インデックス投資が初心者にとって最もパフォーマンスを上げやすいというのは分かりました。投資信託など配当金が再投資されるので、資産は最大化できる可能性があります。しかし、インデックス投資は資産は最大化されるかもしれませんが、基本的にキャッシュフローは入ってきません。私の投資の目的を考えれば、キャッシュフローは極めて重要です。多少投資効率が落ちるにしてもキャッシュフローを生み出す配当金の入る投資は必須だと考えていました。

ステージ2:米国株に出会う

2019年10月、ついに米国株の口座を開設します。ちょうどこの頃、ネット証券各社が米国株の最低手数料を0円にする値下げ合戦が始まったばかりで、米国株を始めるにはタイミングが興味を持ったのがきっかけです。米国株を始めるにあたっては以下のような書籍を参考にしました。

・お金は寝かせて増やしなさい – 水瀬ケンイチ
お金が増える米国株超楽ちん投資術 – たぱぞう
バカでも稼げる「米国株」高配当投資 – バフェット太郎

高配当個別株を開始

そこで知ったのは高配当投資です。高配当投資といえば、”あの”有名な書籍があります。そう、

です。高配当投資家の中ではバイブル的書籍だと思います。この書籍を読んで、衝撃を受けました。

・株式は配当を再投資することで、パフォーマンスは増大する。
・ハイテク株などの成長株よりもエネルギー株などの高配当の方が最終的なパフォーマンスは高い。

この書籍については、賛否両論ありますが、高配当投資については、非常に刺激を受けました。ということで、米国株の中でも高配当銘柄として有名な以下の銘柄を購入しました。

・[XOM]エクソン・モービル
・[MO]アルトリア
・[SPYD]SPDR® ポートフォリオ S&P 500® 高配当株式 ETF

このあたりは2019年12月頃から買い付けを開始します。またインデックス投資のパフォーマンスと比較するために

・[VOO]バンガード・S&P500 ETF

も少量ですが購入しました。

並行してJ-REITも購入

この時期に並行して日本株ではJ-REITを買いはじめました。日本の不動産は特にオフィスが好調というデータを元に、今後も堅調に推移するという見込みから都市部のオフィス系を中心としたJ-REITへの投資を行いました。J-REITは、配当利回りもそれなりに高く、資産の裏付けと長期的な運用面で安定感があると考えたのが理由です。

連続増配、配当貴族銘柄

この時期、連続増配、配当貴族に関する銘柄に興味を持ちました。連続増配や配当貴族銘柄については以下の書籍に詳しく書かれています。

これらも踏まえて、以下のような銘柄をさらに購入してみました。

・[JNJ]ジョンソン・アンド・ジョンソン
・[PG]プロクター・アンド・ギャンブル
・[SDY]SPDR® S&P® 米国高配当株式 ETF
・[HDV]iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF

ウォーレン・バフェットとバリュー株との出会い

投資をするならば、やはりウォーレン・バフェットのことを知らねばならないと、思いウォーレン・バフェットの投資のことを調べるために以下のような書籍を読みました。

株で富を築くバフェットの法則 – ロバート・G・ハグストローム
・バフェットの財務諸表を読む力 – メアリー・バフェット、デビット・クラーク
億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術 – メアリー・バフェット、デビット・クラーク

これらの書籍を通じてウォーレン・バフェットがバリュー株投資というスタイルであることを知り、さらに影響を受けたというベンジャミン・グレアムの書籍も読みました。

・賢明なる投資家 – ベンジャミン・グレアム

ウォーレン・バフェットの投資スタイルは簡単なようですが、過去の取引をみれば、天才的な投資をしているように思えました。これはバフェットの事を調べる前と後でかなり印象がかわりました。バフェットからは以下のようなことを学びました。

・よく知っている銘柄に投資する。
・競合他社と十分に優位性がある(壁がある)銘柄に投資する。
・長期的に成長の展望がある銘柄に投資する。
・安全のマージンがある銘柄を選ぶ。
・株式ではなく、会社に投資する。
・まぁまぁの会社を、そこそこの値段で買うのではなく、素晴らしい会社をそこそこの値段で買う。

バフェットの銘柄を真似する投資スタイルも人気ですが、私にはバフェットの銘柄をそのまま真似するのは危険すぎると思いました。もしやるとするならば、バフェットの投資を本当にそのまま真似するしかないなと。(むしろ[BRK.B]バークシャー・ハサウェイの株をそのまま買うしかないなと。)

バリュー株投資の知識を踏まえて、投資銘柄をさらに加えました。追加といっても、大規模に資産を投じるのではなく、少量の株式を保有し、感覚を掴み、これらの投資方法が妥当であるかを検討するのが目的です。以下のような銘柄を加えました。

・[KO]コカ・コーラ
・[DIS]ウォルト・ディズニー
・[V]ビザ
・[MA]マスターカード

ここで重要なのは、バフェットは配当が高いかどうかは重視していないように見受けられたことです。これはバフェットは「株ではなく、会社に投資する」という姿勢にあらわれていると思います。我々が投資する企業は、利益は配当として出すか、内部に留保する場合は配当以上の投資対効果がなければならないという考え方は、非常に納得しました。これらの学びとしては、高配当にこだわり過ぎてしまうことは、本質的に会社に投資することから離れてしまう可能性があるということでしょうか。

コロナ危機

ここまで相当様子をみながら少額投資を積み重ねていた中でコロナショックが起こりました。ここまでの投資額としては、私としてはかなり抑えていましたが、それでも投資額に対して最大で20%程度の下落を食らいました。米国株もほとんどがマイナスになりましたが、暴落局面をチャンスと捉え、二番底に警戒しながら株式の購入を進めています。

ここまでの投資の振り返り

ここまで私の投資履歴を見てきましたが、株式を私なりに分類すると以下のような感じになると思います。

インデックス投資 つみたてNISA、iDeCo、VOO
低成長高配当株 XOM、MO、SPYD
中成長中配当株 KO、DIS、HDV、日本株個別株式、J−REIT
成長株 MA、V
小型株 日本株個別株式(小型株)

ここまでの投資でパフォーマンスにも大きな差が出ました。パフォーマンスが高い順番に並べると以下のような感じです。

  • インデックス投資
  • 中成長中配当株
  • 成長株
  • 小型株
  • 低成長高配当株

という順番になりました。インデックス投資が一番パフォーマンスが高いと言われていますが、2020年5月時点ではその通りになっています。

次に中成長中配当株が相当健闘しています。これは個人的にはかなり意外な結果です。とくにコロナショックでもディフェンシブであったり、回復が早かったりする銘柄があり、パフォーマンスの向上に貢献しました。中成長中配当株には、日本の個別株式もいくらか含まれています。これは私が日本に住んでいるということもあり、時価総額の小さい中型株、小型株でも比較的知っている会社であったり、どういう商品やサービスを展開しているか肌感覚もあり、情報収集が用意であることで、良い銘柄選択ができたことが影響しているかもしれません。

高配当投資ははたして正しい投資戦略なのか?

ここまでのパフォーマンを見ていると、高配当を中心とした低成長株は、配当利回り以上に株式の下落が大きく、配当よりも株式の評価損の方が大きく、配当だけで元を取るのはかなり難しそうです。日本株で高配当を実践している人でも、JTて同じ様な境遇の人は多いかもしれません。

この時点で感情的に思うのですが、低成長高配当株は非常に恐怖を感じます。「株式投資の未来」によれば、株価が低迷して配当利回りが上がるタイミングで、配当金で再投資することで、その後に上昇した時に、下落がなかったときよりも高いパフォーマンスが得られるというロジックです。この時に二つの懸念が頭をよぎります。

1.株価が元に戻らない可能性
2.配当が継続しない可能性

最終的に高いパフォーマンスを得るためには、1と2の二つの壁を乗り越えなくてはいけません。これが全く確信が持てないんですよね。仮に株価が回復すればスゴイことになるのですが、それまでに耐えなければならない精神的な恐怖が大きいと感じています。

長期トレンドが大事?今後の投資戦略のヒント

ここまでのパフォーマンスを見て、さらにもう一つの事に気づきました。先程の投資種別を株価のトレンドで分類すると、以下のように分類されます。

インデックス投資
中成長中配当株
成長株
小型株
——↑長期上昇トレンド↑—–
——↓長期下降トレンド↓—–
低成長高配当株

基本的に長期上昇トレンドの株は、財務状況にもよりますが、基本的には今後も上昇していく可能性が高いと考えてよいと思います。何より株式は大きなうねりのようなものがあるので、トレンドに乗ることは重要なのではないかと思いはじめています。(←当たり前のことを堂々と言い始めておるwww)

上昇トレンドであれば、財務状況に致命的な変化がなければ長期的に株価は戻るでしょうし、含み益を抱えた状態で過ごすことができるので、精神的に穏やかで入れると思います。株価が上昇している銘柄は、先程私が挙げた、1と2の懸念を両方ともクリアしています。また配当利回りも[KO]コカ・コーラなどは3~4%あり、十分は配当利回りが得られています。HDVなども低成長高配当株も含まれていますが、全体としては上昇トレンドを形成しているので、これも合格ラインだと思います。

今後のなんとなくの投資の方針

・キャピタルゲインを株式利益のベースにする。(長期上昇トレンドの銘柄を選ぶ)
・インカムゲインは、損失を減らし、利益を拡大させる補助的要素として考える。

当初は、高配当のインカムゲインを中心にポートフォリオを組もうと思っていましたが、キャピタルゲインは第一条件に考えていないと、ダメだと気づき始めました。長期トレンドは、過去5年間の推移を見るのが妥当かなと考えています。10年で見ると、また違った景色となります。10年単位でみれば、上昇傾向に見えるが、ここ5年は下降しているという銘柄も見受けられます。少なくても5年程度(250週移動平均線)が上昇しているというような見方でやってみてはどうかなと思っています。

課題もある

長期上昇トレンドを条件にする場合の課題は、売りどきの難しさです。バイ・アンド・ホールドとはいいますが、人生のライフサイクルの後半で下降トレンドに捕まってしまうと、損失を抱えてしまう可能性もあります。長期でみた場合、○○ショックのような株価暴落に反応できないので、売りに関してのルールづくりをしていく必要があるかなと思っています。

他にもやってよかったこと、やらない方が良かったこと

最後にここまでで書いていなかった、個人的なTipsを紹介したいと思います。

やってよかったこと

・上昇トレンドの銘柄を買う。→トレンドは大きな水の流れ、下降トレンドの逆張りは難しい。
・大型株よりも中位、低位株の方が、値下がりリスクが限られる中で上昇の余地が大きい。
・短期的な取引をやめたこと

やらない方がよかったこと

・何をしているかよくわからない会社の銘柄を買う。
・代表者の人柄に惹かれてかう→下降トレンドの銘柄で失敗
・底値を拾おうとする。逆張りをやめる。
・チャートの動きだけで売買する。
・配当利回りだけで銘柄を買う。

まとめ

投資知識が豊富な方からすれば、

「何を当たり前のことを言っているんだ?」
「そんなことも知らなかったの?」

と思うような内容だったかもしれませんが、私としては、一つ一つ血肉にしながら進めて行ければ良いなと思っていますので、これで良いと思っています。まだ投資を本格的にはじめて1年程度なので、徐々に自分の勝ちパターンを見つけながら、資産を増やしていければいいかなと思っています。このブログでもパフォーマンスの報告を定期的に行っていますので、是非お気に入りやフィート登録をお願いします。またTwitterでも定期的に情報発信していますので、是非フォローお願いします。

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